内科における主な症状
- 発熱・咳や痰が出る・鼻水が止まらない・喉が痛い
- 動悸がする・胸が苦しい・頭痛や肩こりがある
- 食欲がない・胸焼け・胃が痛む・便通が良くない・腹部の張り
- 体重が増えている・減っている・血圧が高い
- 頭が痛い・フラフラする
- 疲れやすい・体が冷える・落ち着かない・眠れない
- 物忘れが気になる・やる気がしない など
主な疾患
呼吸系の疾患
- 上気道炎(風邪)・気管支炎・肺炎などの感染症
- 気管支喘息・慢性肺気腫
- 肺がんなどの腫瘍性病変
咳、痰、咽頭痛、発熱など上気道炎は、内科の中でも一番頻度の高い疾患です。約8割は、ウイルスが原因といわれており、対症療法が中心となります。
気管支喘息や慢性肺気腫は、徐々に進行する疾患であり、喫煙をされている場合は禁煙を指導するとともに、鎮咳去痰剤、気管支拡張剤やステロイドホルモンの吸入薬などを処方しできるだけ進行を抑えることが重要です。また、様々な原因により肺炎を発症してしまうと重篤な状態へと増悪する危険性をはらんでいるため、日頃から風邪や気管支炎などにかからないように体調管理や並存する疾患の管理も必要です。
気管支喘息や慢性肺気腫は、徐々に進行する疾患であり、喫煙をされている場合は禁煙を指導するとともに、鎮咳去痰剤、気管支拡張剤やステロイドホルモンの吸入薬などを処方しできるだけ進行を抑えることが重要です。また、様々な原因により肺炎を発症してしまうと重篤な状態へと増悪する危険性をはらんでいるため、日頃から風邪や気管支炎などにかからないように体調管理や並存する疾患の管理も必要です。
肺がんなどの腫瘍性病変に関しては、近年、手術・抗がん剤・放射線療法など治療法も進歩しており、予後が改善してきています。しかし、早期発見が重要であることには変わりありません。当院では、健診や肺がん検診の受診もお勧めています。
生活習慣病
- メタボリックシンドローム
- 高血圧
- 糖尿病
- 脂質異常症(高脂血症)
- 高尿酸血症
- 肥満症
生活習慣病の原因は、文字通り生活習慣が主因となっている疾患群です。症状は出にくく、気がつかないうちに進行し脳梗塞や狭心症・心筋梗塞などの原因となる動脈硬化のような血管障害や腎障害などの臓器障害を生じていることもあります。一旦、障害が生じてしまうと元に戻すことは困難です。また、腰痛や膝関節痛、骨粗鬆症などの整形外科的な疾患や認知症などとも関連があると考えられています。治療としては薬剤が中心となりますが、今までの生活習慣を見直し改善する事ができれば、病状の進行を抑えることやさらには生活面でも良い影響が出てくるものと考えています。
家庭や仕事など生活上の制約もある中で生活習慣を変えていくことは非常に難しいことですが、薬剤による治療と合わせ、患者様の個々の生活にも配慮し治療していきます。
家庭や仕事など生活上の制約もある中で生活習慣を変えていくことは非常に難しいことですが、薬剤による治療と合わせ、患者様の個々の生活にも配慮し治療していきます。
消化器疾患
- 逆流性食道炎・食道静脈瘤・食道がんなどの腫瘍
- 急性/慢性胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃がんなどの腫瘍
- 急性/感染性腸炎・腸閉塞症
- 下痢や便秘などの便通異常・過敏性腸症候群・大腸がんなどの腫瘍
- 脂肪肝・アルコール性肝障害・非アルコール性肝障害・ウィルス性肝炎・肝硬変・肝がんなどの腫瘍
- 胆石症・胆嚢ポリープ/腫瘍・胆嚢炎・胆管炎・膵炎/膵腫瘍 など
腹部には食道・胃・小/大腸の消化管や肝臓・胆嚢・膵臓などが存在し、主に消化と吸収に関わっています。消化器以外にも腎臓や腹部の大血管なども存在しており、腹部の疾患は非常に多岐にわたります。症状、診察、検査結果などから鑑別しながら診断し、主に内服薬などで治療していきます。脂肪肝やアルコール性肝障害などは、生活習慣の影響が大きいため生活習慣の改善も治療上非常に大切です。最近では、悪性腫瘍の発生母地としての非アルコール性脂肪性肝炎も注目されています。
当院では血液検査・レントゲン検査・胃カメラのほか、侵襲は少ないが非常に情報量の多い検査である超音波検査を積極的に利用しております。また、近年では、胃の疾患にヘリコバクター・ピロリ菌の感染が大きく関わっていることが明らかになり、感染が確認された場合は除菌療法を行い、胃カメラでの定期的な経過観察を勧めております。また、足立区では大腸がん検診の他に胃がんハイリスク検診が行われており、大腸がんの早期発見や胃がんリスクの高い患者様の拾い上げも積極的に行っており、受診を勧めております。
循環器疾患
- 高血圧症
- 虚血性心疾患:心筋梗塞や狭心症
- 心房細動などの不整脈・頻脈症
- 胸部/腹部大動脈瘤・閉塞性動脈硬化症などの動脈硬化症
- 心臓弁膜症
主な症状は、胸痛、動悸などが挙げられます。
胸痛などが起こった場合に想定される疾患としては、狭心症や心筋梗塞など、また動脈硬化を背景に発生する疾患の可能性も考えられます。しかし、これらの症状だけで疾患を診断することはできません。心電図(安静時や24時間心電図)や心臓超音波検査なども行い、適切な診断と治療を行います。
胸痛などが起こった場合に想定される疾患としては、狭心症や心筋梗塞など、また動脈硬化を背景に発生する疾患の可能性も考えられます。しかし、これらの症状だけで疾患を診断することはできません。心電図(安静時や24時間心電図)や心臓超音波検査なども行い、適切な診断と治療を行います。
診察や検査の結果、専門医の判断が必要な場合や緊急性が高い疾患の場合は、循環器科など専門的な医療機関に紹介することがあります。
その他
- 睡眠障害
- ストレスなどからくる身体・精神症状
- 認知症
睡眠導入剤や気分を落ち着かせる作用のある比較的軽い薬剤を処方することもあります。また、高齢の方で物忘れなど認知症の心配のあるような方に対しての相談や治療も行います。症状が重く、専門的な検査や診療が必要と判断されたり、希望される場合は適切な医療機関へ紹介することもあります。
治療方法
内科領域では、風邪のような急性疾患から、生活習慣病といった慢性疾患までを、幅広く診療します。
風邪などウイルスが原因と考えられる疾患は主に対症療法が中心となりますが、細菌感染が原因と考えられる場合は対症療法の他抗生物質の投与も必要となります。病因や症状などにより漢方薬の効果が期待出来る場合などもあり、種々の薬剤の中からその方の病状に合った薬剤を選択し治療いたします。また、生活習慣病は、患者様ひとりだけで改善することは難しいことが多く、薬剤を投与しながら生活面を見直し、改善点などのアドバイスなども行いながら診療していきます。